or1ko's diary

日々を書きます

PAMの設定

先日,Debianをアップグレードしたところ,PAM(Pluggable Authentication Modules)の設定方法が変わっていた.今までは,/etc/pam.d/以下にあるファイルを直接編集していたが,これからはpam-auth-updateコマンドを経由しても編集できるようになった.このコマンドを使う利点は,/etc/pam.d/以下の複数のファイルにしていた設定を一つの設定ファイルに記述できるようになったことだ.私には関係ないけど複数台のサーバーで同じ設定をする場合に有効なのだろう.早速,pam-auth-updateを実行してみたところ,複数の設定ファイルを組み合わせて利用できるようだった.

これを最初に使った時に,Ubuntuにあるauth-clinet-configに似ていると思った.その後,調べたら,以下の通り,Ubuntu 8.10に導入されていた.UbuntuからDeibanのレポジトリに入ってきたのだろうか.

Ubuntu 8.10では、pam-auth-updateと呼ばれる新しいツールを導入しました。
ページが見つかりません | Ubuntu Japanese Team

  • ref:

そもそも,上記のページによると,auth-client-configではできない操作(複数の設定ファイルを組み合わせる操作)のために作られていた.

今回は/etc/pam-configs/unixを見ながら,適当に設定ファイルを書いたのだけれど,しっかり書くのにはどこを見たらよいのだろうか.上記のページはなぜか大事なところだけが,英語じゃないので,よく分からない.RFC822を検索しても,なんかサンプルとは違うものが沢山でてくる.